CSRCSR

環境への取り組み

環境方針

製品開発から製造、販売まで
環境負荷低減を目的として
素材、加工技術を包装設計に
導入する
生産工程における
温室効果ガスの
削減目標を立て実行する
国の掲げるゼロエミッション
達成に向け、
リサイクルスキームの
構築に貢献する

温室効果ガス削減について

熊谷では、地球環境問題を重要な経営課題として捉え、GHG排出量の削減に取り組んでおります。

熊谷の事業活動で発生するGHGは主に二酸化炭素であり、燃料使用に伴う排出(Scope1)および電力消費に伴う排出(Scope2)は、2018年度で合計約4,000トンに及びました。
当社ではこれまで、主に製造工場の省エネに取り組んで参りました。2023年度のScope1,2の実績は約3,000トンで、2018年度比で約25%の削減を実現しております。
これらの排出量の更なる削減に向けて、
継続して各拠点の省エネ活動を推進していきます。

また、当社の事業活動に伴う間接的な排出(Scope3)は、サプライチェーン排出量全体の約85%を占めており、原材料の購入、販売した製品の廃棄による排出が主であることが分かりました。
パッケージの減容化や環境配慮素材の活用等を通して、
できうる限り環境負荷の少ない製品設計に取り組んで参ります。

Scope1+2 GHG排出量
GHG排出量(2023年度)

産業廃棄物削減

熊谷グループで発生した生産ロスや端材などの廃プラスチックは、
発電用の燃料(熱回収)、またはプラスチック製品の
再生原料(マテリアルリサイクル)として有効活用されています。

生産ロス削減や設計の合理化による、廃プラスチック量の排出抑制を推進していきます。
また、資源循環の貢献に向け、工場内の分別の徹底、複合素材の再生原料化の検証などを通して、マテリアルリサイクル率の向上に努めて参ります。

廃プラスチック排出量
廃プラスチックのマテリアルリサイクル率

製品への取り組み

提案における取り組み

人と社会を豊かにするパッケージをご提案商品の包装は、品質を保つために欠かせないものですが、包装する工程でエネルギーを消費し、また商品使用後には廃棄物になります。お客様の商品に最適な大きさ・形状・強度のパッケージングを考え、また、過度な多重包装を控え、省資源化にご理解頂けるようご提案を行って参ります。

熊谷では、お客様のご要望を満たし、かつ環境にやさしいパッケージをご提案することで、少しでも自然環境への負担を減らし、省エネルギー化・省資源化に努めております。熊谷はお客様に、厚み・サイズダウンによるパッケージの減容化、脱塩素系フィルムの推進等、少しでも環境負荷の低減になるための情報を常に提供・提案して参ります。

環境配慮型インキ 「バイオマスインキ」 を採用

熊谷では、ラミネート米袋、ポリエチレン米袋に環境配慮型の「バイオマスインキ」を採用しております。

特にポリエチレン米袋には2013年より一部の製品に使用を開始し、2015年よりポリエチレン米袋全製品に米ぬか油由来成分を配合した「ライスインキ」を採用しております。

バイオマスインキ

ポリエチレン米袋で従来品を減容化した 「e-ポリ」 の提案従来品より厚みを11~12%薄くし、ポリエチレン使用量の低減を実現した米袋をご提案しております。

バイオマス樹脂を使用した米袋の開発・提案ポリエチレン米袋、ラミネート米袋共にバイオマス樹脂を使用した製品をご提案しております。

レンジ調理対応製品の開発・提案加工食品の加熱において、レンジ加熱は湯煎に比べて家庭からのCO2排出量が少ないとされております。

熊谷では自社開発製品「ヒートレンジャー」、「OKレンジ」をラインナップしており、レンジ加熱調理の促進、家庭からのCO2排出量削減に貢献致します。

開発における取り組み

パッケージングの新たな価値を拓く
熊谷は、環境汚染物質を発生させない包装やリサイクルへの適正を向上させた包装、強度や保存性を維持しつつ軽量な包装等、環境にやさしい製品・技術の開発に取り組み、パッケージの新たな価値を切り拓いて行きます。