提案&採用事例
事例1:
BCレンジ袋による冷凍グラタンの調理時間短縮、加熱ムラの改善
課題
ある食品メーカーさんより
冷凍グラタンを外装袋から取り出し、電子レンジで規定時間の調理をしても中心部がまだ凍っている時があるとのお話をいただいた。食べてから凍っていることに気づくと、再度調理が必要になってしまう = 時間がかかる、めんどう。
中心部まで温まる様に時間設定すると、熱くなり過ぎたり、水分が蒸散して食味が落ちてしまう。
提案
外装袋をBCレンジ袋に変えることで、袋から取り出さずにそのままレンジ調理することを提案。
袋の中で蒸気で蒸らされ、加熱ムラが少なくなった。

商品化
規定時間でも中心部まで十分に温まるようになることを評価いただき製品化。
事例2:
ヒートレンジャーによる
パックご飯の易開封化
課題
あるパックご飯メーカーさんにて
パックご飯はレンジ調理前にフタを少し開ける必要があるが、消費者よりフタが開けづらいという指摘があった。
フタとトレーの開封強度を低くすると輸送中に剥がれるリスクがある。フタの開けづらさは長年の課題であった。
提案
レンジ調理後はフタが開けやすくなることに着目し、
ヒートレンジャーを用いて、レンジ調理前にフタを開ける動作を不要にする提案を行った。
商品化
何度も繰り返しテストを行い、問題ないことを確認して製品化。調理前にフタを開けないため、蒸散の量が少なくなり、ご飯の表面が乾くのも防止できた。
事例3:
MHPⅡのペット用品への応用
課題
ねこ砂の袋は陳列、輸送の際の破袋防止として袋内の空気を抜くための丸穴が開けられていた。
しかし、丸穴から砂が漏れて表面に付着し、購入する消費者の服が汚れるという課題があった。
提案
空気抜き用の穴の代わりに当社の開発商品である米袋用のMHPⅡを提案。
米袋のノウハウを活用できると考えた。

商品化
空気抜きのスピードは殆ど変わらないため、商品化に至った。穴が微細なため、砂の漏れもほとんどなくなった。